曲詰「漢字・毛(け、もう)」について

「漢字・毛(け、もう)」は、縦方向に長くなるデザインの文字の一つだ。 横線が4本あるので、間隔も1で並べても、最小で7になる。 ただし、一方では幅方向は見た目を犠牲にすれば、ほぼ幅3から4に入りそうだ。 一番下の線も、片側だけなのでそれほどは駒数は増えないだろう、しかし右下のハネの処理は課題だろう。 さらに、一番上の横線は右上に…

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服部彰夫氏と作品について(1)

服部彰夫氏の死去を、詰パラやネットで知った。 私が名古屋の香龍会時代は、数えきれなく度々に会っていた大先輩だった。 さらに2000年前後には、私は服部作品の検討を行っていて、修正という作図過程に直接に接した事で、大きな影響を受けた。 またその縁で、作品集「砂丘」(平成17年)の第66番から85番の解説も担当した、その作品については…

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曲詰「平仮名・け」について

2025/03/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。 「2025/02月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ小文字・μ(ミュー)」だ。 「2025/02月-2」の作意発表は、「詰図の舞」「素描の舞」だ。 「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。 「2025/03月-1」は、「詰図の舞」「あ…

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「小川悦勇詰将棋作品集・雨滴」について(3)

「図形・9駒線:縦折線(ランダム)」は作ってみたが、あまり面白みがなく、図形は規則性があるものに限ると再認識した。 図形は新シリーズに変わる。 5x5の菱形ダイヤ市松を位置を移動して作図する、詰上りの「図形の重心位置と、玉位置」を加えて、「図形・小ダイヤ(55玉・重心55)」のように表記する。 --------------…

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「小川悦勇詰将棋作品集・雨滴」について(2)

2025/02/20に「詰将棋駒の舞(新館)」で、本ブログで修正等していた「駒の舞シリーズ」の修正図(17作)を更新した(変更・差し替え等)。 修正前のデータも「旧図」として別の場所に残した。 --------- 盤面中央でのあぶり出し曲詰では、可能な限りでは、端に接しないようにデザインして来た。 だが例えば文字を選べば、上…

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「小川悦勇詰将棋作品集・雨滴」について(1)

「小川悦勇詰将棋作品集・雨滴」について、私にとっては伝説の作者であり、それは本名での発表作を見た事が少ない事も影響すると思う。 ネットで公開されたが、今回に作意と解説付きで紙書籍になって発行された。 曲詰集ではないが、曲詰が満載の作品集だ。 3回で3局を紹介する。 曲詰中心に見てしまうが、詰上り駒数で分けると 1:大型…

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曲詰「平仮名・く」について

「平仮名・く」は、作図例のある「図形・折れ線」との比較が悩ましい。 素直には、同じでも良さそうだ。 迷った末に、1276番では「42と」の配置でわざと1駒ずらせた。 迷いは「32銀」でも可能な詰上りのデザインにも表れている。 「平仮名・く」あるいは「図形・折れ線」でも、詰上りの駒数が少なくて、収束形が難しい。 形を作る手順…

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