服部彰夫氏と作品について(12)
香龍会は曲詰作者が少なくて、「記念組曲」をグループで作る事に失敗している事は既に書いて来た。
その中では、服部氏の単独作成でのみ、組曲は成立して来た。
それも含めて、私個人は曲詰作者としての服部氏の印象が強く、それには作品集「砂丘」の影響も強くある。
「砂丘」は収録作100題で、その中に「イロハ字」48局を含むあぶり出し曲詰50局がある。
だが、その曲詰50作は発表時期は昭和後期から平成にかけてであり、さらに未発表作24作を含んでいる。
簡単に言えば、服部氏は「砂丘」を完成するために、「イロハ字」48作を完成させたのだと、言えるだろう。
既に難解曲詰作家であったが、「砂丘」によって、曲詰組曲作家にも仲間入りしたと言えるだろう。
ただし手数の短い曲詰は採用しておらず、発表図に手を加えた図もある、その事情については下記で述べる。
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服部彰夫作「砂丘:第41番」あぶり出し曲詰「ミ」

作意:84飛・同馬・73銀不成・同馬・53銀不成・同銀・63桂成・75玉・76金・同玉・87飛成・66玉・56金・同玉・47馬・55玉・57竜・同桂成・65金 まで19手
平成1年05月詰パラ。
「飯田繁和氏 結婚記念組曲」として、服部秋生作で3題が出題され、全てが歩無し図式だった、その第1番があぶり出し曲詰「ミ」の17手詰だ。
「砂丘:第41番」は、記念組曲第1番を2手逆算して19手詰にしている。
原図は歩無し図式であり、45香の配置だったが、砂丘では45歩に変えている。
砂丘「あとがき」p141に、服部氏は「イロハ字詰(48局)比較」を載せている。
これは森田正司氏が門脇芳雄氏「曲詰百歌仙」の解説で作成したものが最初であり、その後に岡田敏氏が自身の作品集で自作分を追加した、さらに今回に服部氏が「砂丘」で自作分を追加した。
そこで、服部氏は表を平均手数順に並べて、自身の25.8手が最長だとして、さらにコメントでは「最難解48図と思う」とも書いている。
「ミ」と前回の「コ」共に、発表図からさらに逆算している事は、最長手数を考えて目指した事によると判る。
組曲のもう1局の「ヨ」は11手詰で、砂丘には採用されていない。
砂丘15番には未発表の27手詰「ヨ」が掲載されている。
最長手数狙いの「イロハ字図」だから、それも理解できるだろう。
詰上り図

参考「ブログ:詰将棋駒の舞(三番館): 森田銀杏氏の「イロハ字詰(48図)比較」より 」
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岡田敏作「群流」:第44番「あぶり出し曲詰・A(アルファベット)」

作意:54銀成・同桂・46角・同桂・66角・同銀・85飛・65角合・同飛・同桂・64角・同歩・53竜 まで13手
詰上り図

*****************
第1303番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(54玉・重心54)」だ。
第1307番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(56玉・重心56)」だ。
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第1307番:「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(56玉・重心56)」

作意は、 2025/08/19 へ
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2025/07/02 の作意
第1303番:「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(54玉・重心54)」
作意:64銀成・同金・53桂成・同と・43銀不成・同と・65銀上・同金・63馬 まで9手
詰上り図

その中では、服部氏の単独作成でのみ、組曲は成立して来た。
それも含めて、私個人は曲詰作者としての服部氏の印象が強く、それには作品集「砂丘」の影響も強くある。
「砂丘」は収録作100題で、その中に「イロハ字」48局を含むあぶり出し曲詰50局がある。
だが、その曲詰50作は発表時期は昭和後期から平成にかけてであり、さらに未発表作24作を含んでいる。
簡単に言えば、服部氏は「砂丘」を完成するために、「イロハ字」48作を完成させたのだと、言えるだろう。
既に難解曲詰作家であったが、「砂丘」によって、曲詰組曲作家にも仲間入りしたと言えるだろう。
ただし手数の短い曲詰は採用しておらず、発表図に手を加えた図もある、その事情については下記で述べる。
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服部彰夫作「砂丘:第41番」あぶり出し曲詰「ミ」
作意:84飛・同馬・73銀不成・同馬・53銀不成・同銀・63桂成・75玉・76金・同玉・87飛成・66玉・56金・同玉・47馬・55玉・57竜・同桂成・65金 まで19手
平成1年05月詰パラ。
「飯田繁和氏 結婚記念組曲」として、服部秋生作で3題が出題され、全てが歩無し図式だった、その第1番があぶり出し曲詰「ミ」の17手詰だ。
「砂丘:第41番」は、記念組曲第1番を2手逆算して19手詰にしている。
原図は歩無し図式であり、45香の配置だったが、砂丘では45歩に変えている。
砂丘「あとがき」p141に、服部氏は「イロハ字詰(48局)比較」を載せている。
これは森田正司氏が門脇芳雄氏「曲詰百歌仙」の解説で作成したものが最初であり、その後に岡田敏氏が自身の作品集で自作分を追加した、さらに今回に服部氏が「砂丘」で自作分を追加した。
そこで、服部氏は表を平均手数順に並べて、自身の25.8手が最長だとして、さらにコメントでは「最難解48図と思う」とも書いている。
「ミ」と前回の「コ」共に、発表図からさらに逆算している事は、最長手数を考えて目指した事によると判る。
組曲のもう1局の「ヨ」は11手詰で、砂丘には採用されていない。
砂丘15番には未発表の27手詰「ヨ」が掲載されている。
最長手数狙いの「イロハ字図」だから、それも理解できるだろう。
詰上り図
参考「ブログ:詰将棋駒の舞(三番館): 森田銀杏氏の「イロハ字詰(48図)比較」より 」
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岡田敏作「群流」:第44番「あぶり出し曲詰・A(アルファベット)」
作意:54銀成・同桂・46角・同桂・66角・同銀・85飛・65角合・同飛・同桂・64角・同歩・53竜 まで13手
詰上り図
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第1303番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(54玉・重心54)」だ。
第1307番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(56玉・重心56)」だ。
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第1307番:「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(56玉・重心56)」
作意は、 2025/08/19 へ
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2025/07/02 の作意
第1303番:「詰図の舞」「図形・小ダイヤ(54玉・重心54)」
作意:64銀成・同金・53桂成・同と・43銀不成・同と・65銀上・同金・63馬 まで9手
詰上り図
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