服部彰夫氏と作品について（１６）

詰将棋全国大会（全詰連全国大会）が、毎年開催されるようになり、2001年の名古屋大会では、名古屋郵政会館（メルパルク）が使用できなくなったので会場選びから始まり、厄介になった。
服部彰夫氏が実行委員長になり、実質は一人で会場を探し、いくつか候補をあげた。
とは言っても、他の人には選ぶ知識はなかったので、任せるモードだった。
その候補場所に、私や近藤真一氏が服部さんに連れられて見に行った（視察・または会場選ぶと言う名だが、代わりの場所を知っている訳ではなかったので、大きな問題がなければ決定だ）。
ホテルの結婚式等も行う場所で、近藤さんはパソコンからの出力で映像を投射する設備について詳しく聞いていた。
看寿賞の作品紹介やアトラクションで、盤面を移したり駒を動かしたりを、パソコン出力から映像として映す方法が、この後は一般的になっていったと思う。
服部さんはパソコンや映像投影については、何も判らないからお任せ状態だった。
私も結局は服部さんと同様に、近藤さんにお任せにしてしまい、結果的には大会当日の近藤さん出題のアトラクションの問題を、初見で楽しんでしまった。

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服部彰夫作「砂丘：第59番」

作意：４４竜・２３玉・１５桂・同歩・３４竜・１３玉・２５桂・同歩・１４竜・同玉・２４金　まで11手

平成12年01月詰パラ。
「砂丘」に掲載されている曲詰以外の作品で、その中では短編は発表時期が古い作品が多い。
作者が短編から中編に移ったとも言えるが、一方では初期には中編や長編の発表作には不完全が多かった面もあると思う。
本作は、私が服部作品の個人検討を行っていた後期の時期の作品だ。
手数の割には、変化と紛れが多い作品だと思う。
検討については、この手数ならば柿木将棋頼りでもという面はある。
だが、変化同手数と変化長手数別詰等のチェックは人間が丁寧に調べないと、変化の多い作品では見落としが出る可能性もある。
私が検討した作品ではあるが、それでも中編難解作と比較すると、検討は短くて終えられた。

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岡田敏作「群流」：第52番「あぶり出し曲詰・R（アルファベット）」

作意：４４銀行・５６玉・５５金・同銀・５７金・４５玉・３５馬・５４玉・６４銀成・同桂・５３と・６５玉・７５金・同桂・５６金・同銀・７６馬・同桂・６４飛・同玉・４６馬・６５玉・５５馬　まで23手
詰上り図

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第１３１１番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ（15玉・重心35）」だ。
第１３１５番は、「詰図の舞」「図形・小ダイヤ（13玉・重心33）」だ。
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第１３１５番：「詰図の舞」「図形・小ダイヤ（13玉・重心33）」

作意は、　2025/10/06　へ
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2025/08/19　の作意

第１３１１番：「詰図の舞」「図形・小ダイヤ（15玉・重心35）」
作意：３４銀上・同玉・３３角成・同竜・４５金・同玉・５５金・３４玉・３５銀打・２５玉・２４銀成引・１６玉・１５金・同玉・３７馬・同歩成・２６金　まで17手

詰上り図