曲詰「平仮名・て」について

2025/11/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2025/10月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・片仮名・ナ」だ。
「2025/10月-2」の作意発表は、続小駒の舞だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」「続小駒の舞」の追加登録も行った。

「2025/11月-1」は、あぶり出し曲詰「図形」だ。
「2025/11月-2」は、「無掛の舞」だ。19手詰の後半13手は、長谷繁蔵作に同一手順がある。
-------------
片仮名のあぶり出し曲詰で、さらにその中の駒数の少ない文字は、立体曲詰の可能性を考える。
だが一般的にはそれは出来ない。
未完成の作図途中図が増えると、あきらめて普通のあぶり出し曲詰で完成させることになる。
「2025/10月-1」「あぶり出し・片仮名・ナ」は、その一作であり、何とかなりそうな面影も残る。

「2025/10月-2」は打った14桂の邪魔駒消去のシンプルな小駒図式だ。

-------------
曲詰「平仮名・て」は、駒数が少ない平仮名だ。
デザインをシンプルにしてゆくと、アルファベット・Zと似てくる。
その理由としては、下部の円弧風の曲線部が、曲詰では表現が難しいので、直線的になると意外と「Z」に似る可能性があるのだ。
第1320番は、曲線を考慮したシンプルデザインの駒数下限に近いだろう。

-----
田中孝海作「田中孝海作新春曲詰:詰パラ、2004.1」連作14:曲詰「N」
tanaka_taka_p20040114.jpg
作意:75銀・55玉・54銀成・同銀・65金打・同桂・同金・同銀・67桂・同馬・64銀・56玉・46飛・同玉・55馬 まで15手
詰上り図
tanaka_taka_p20040114e.jpg
-----------------
岡田敏作「群流」:第61番「数字・6」
gunryu_061.jpg
作意:76金・同角・64金・同玉・42馬・53桂合・66竜・同金・74銀成・65玉・54銀・同玉・63銀不成・同竜・55銀・65玉・57桂・同金・66銀・同玉・33馬・65玉・55馬 まで23手
詰上り図
gunryu_061e.jpg
*****************
第1320番は、「詰図の舞」「平仮名・て」だ。
第1324番は、「詰図の舞」「平仮名・と」だ。
****************
第1324番「詰図の舞」「平仮名・と」
3400_1.jpg

-----------------
2025/10/12 の作意

第1320番:「詰図の舞」「平仮名・て」
作意:47金・45玉・57桂・同と・54銀不成・同玉・65銀・同玉・66香・54玉・53と・同玉・73竜・同香・54香・同玉・72角成・53玉・63馬 まで19手

詰上り図
3344_1e.jpg

この記事へのコメント