谷口均作「孤愁の譜」について(2)

2026/02/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2026/01月-1」の作意発表は、「詰図の舞」あぶり出し曲詰「漢字・午(うま)」:年賀詰だ。
「2026/02月-2」の作意発表は、「単騎の舞」で初形・無仕掛けで詰上りが単騎詰だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」「単騎の舞」の追加登録も行った。

「2026/02月-1」は、「詰図の舞「図形」だ。
「2026/02月-2」は、「無掛の舞」で、小駒無仕掛図式だ。
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あぶり出し曲詰「漢字・午(うま)」は、見た目以上にバランスの取れたデザインが難しい。
左上部の重なりの処理が悩ましい。

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谷口均作品集「孤愁の譜」から作品を、紹介する(2)。

私は作品集「不成の舞」を作る時に、作品集中のシリーズ化を考えた。
その中の多くは、複数作を作図している作者が既にいた。
そのシリーズの1つが「玉方の移動中合不成」であり、その作者は谷口氏だった。
その中の一局が「孤愁の譜:第42番」の移動中合角不成の作品だ。
塚田正夫九段の評価も高い作品だが、手数の短さと表現のシンプルさと、その結果としての簡素な形とが重なって印象的だった。
手順の複雑化には際限がないが、表現の簡素化にはある程度の限界がある、その面に於いては本作を超える表現は殆ど無理だろうと思う。

「孤愁の譜」は多数の作品から選ばれた作品集であり、他の駒種の「玉方の移動中合不成」も作図されているが、選ばれていない様なのは残念ではあるが、個人的には谷口氏には「玉方の移動中合不成」シリーズがあると言うイメージが強く出来ている。

谷口氏の不成作品として「玉方の歩不成・4回」の作品があり、それも私にとっては記憶に残る大きな作品だが、それも「孤愁の譜」には選ばれていないようだ。
その作品は、ネット上では「おもちゃ箱」の「記録に挑戦」で紹介されている。
私(田原)はそれに憧れて、「玉方の香不成・5回」の作品を作った記憶がある。

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谷口均作「孤愁の譜:第42番」
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作意:17角・同玉・47飛・37角不成・18銀・26玉・46飛・同角成・27歩・37玉・38金 まで11手

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岡田敏作「群流」:第76番「漢字・王」
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作意:65銀引・44玉・57銀・47桂合・同飛・同桂成・56桂・同と・45飛・同玉・56銀引・54玉・65角成・44玉・55馬・同角・45歩・54玉・65銀左 まで19手
詰上り図
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第1335番は、「詰図の舞」「図形・小十字(56玉)」だ。
第1339番は、「詰図の舞」「図形・小十字(57玉)」だ。
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第1339番「詰図の舞」「図形・小十字(57玉)」
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2026/01/10 の作意

第1335番:「詰図の舞」「図形・小十字(56玉)」
作意:67金左・同香成・65銀・同玉・54銀不成・同馬・75馬・56玉・57金・同成香・66馬 まで11手

詰上り図
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