平井康雄作「龍神抄」について(1)

平井康雄作「龍神抄 平井康雄詰将棋作品集」(以下は平井康雄作「龍神抄」と略する)は、著者・平井康雄、編集・風みどりの作品集だ。
「序文」「作品」「解説」「随想」「あとがき」で構成されている。
順番に読んで行くと、「あとがき」で衝撃を受けるが、ここでは触れない。
「作品」は、
「軽短編」19題、「短編」25題、「中編」58題、「持駒趣向」6題、「盤面曲詰」17題、「あぶり出し曲詰」54題、「リピート趣向」12題、「番外」1題(フエアリー)となっている。
最初の3つは手数別の分類で、「リピート趣向」は中編・長編の趣向詰だ。
「持駒趣向」は、持駒・香4枚のシリーズ作だ、発表時にはまだソフトウエアの余詰チェックが可能ではない時代であり、香4枚でしかも合駒をひたすら読む作図方法は驚きだった。
その中の飛角図式は代表作の一つだ。
「盤面曲詰」は、初形曲詰であり、数字の年賀詰を中心に、多彩な作品が並んでいる。
その最後の3題は、立体局詰であるのが興味深い。
作者が意識して作図しているからで、私の好みとしては代表作の一つだ。
私は、平井氏とは年代的にも近いこともあり、全国大会で参加者または運営者として複数回会ってはいる(筈です)。
だが全国大会は、参加者も多く自由時間も限られるので、詳しく話してはいない。
従って、平井氏の詰パラ誌上での活躍、ネットのウエブサイト上での活躍が接点でした、そこに本書が加わったと思う。
だが前者2つは、途切れるまたは薄くなってゆくでしょう、その意味でも作品集の存在は大きくなる。

--------
平井康雄作「龍神抄 :盤面曲詰-15」立体曲詰
hiraiyasuo_ba15.jpg
作意:55竜・同銀・53角成・同玉・63香成・54玉・46桂・同銀・64成香・55玉・65成香 まで11手
詰上り図
hiraiyasuo_ba15e.jpg
-----------------
岡田敏作「群流:第98番」「図形・市松(ダイヤ)」
gunryu_098.jpg
作意:82銀成・同金上・91歩成・71玉・63桂・61玉・51と・同銀・72と・同玉・71金・63玉・53歩成・74玉・86桂・同桂・85竜・同玉・86金・74玉・79竜・同金・75歩・65玉・77桂・同馬・21馬・66玉・22馬・65玉・32馬・66玉・33馬・65玉・43馬・66玉・44馬・65玉・54馬・66玉・55馬 まで41手
5手目63桂で82と以下余詰の様だ(柿木将棋)。
詰上り図
gunryu_098e.jpg
*****************
第1357番は、「寄木の舞」「図形・対称」>「図形・対称」だ。
第1361番は、「寄木の舞」「図形・対称」>「アルファベット・T」だ。
****************
第1361番「寄木の舞」「図形・対称」>「アルファベット・T」
2744_2.jpg
作意は、 2026/07/09 へ
-----------------
2026/05/22 の作意

第1357番:「寄木の舞」「図形・対称」>「図形・対称」
作意:54飛・同玉・65角・同玉・66銀・54玉・46桂・同と・55金 まで9手
詰上り図
3518_1e.jpg

この記事へのコメント